正直、看護師の世界は恐ろしいと私は感じています。
だけど、私は看護の仕事が好きです。
看護師をしていると、病気で苦しんでいる人と関わる中で、心が繋がったと感じる瞬間がありますよね。
心からの「ありがとう」を感じれる瞬間があります。
苦しい日々も何もかもが流されて、込み上げてくる様な満たされる感覚になります。
この瞬間の為にがんばれる!
きっと、看護師を目指した人は、みんなそうではないでしょうか。
なのに、どうして人は変わっていってしまうのか?
あんなに優しかった人がいつの間にか変わっていってしまう。
新人の頃、同じ様に感じていた本人も、気が付かないうちに、その世界に染まってしまっている。
これが、恐ろしい洗脳の世界です。
<潰されず、看護師として、自分らしく働く方法とは>
結論から言うと、職場を変える事です。
これが一番の解決方法です。
私の転職歴はスーパー級で、様々な職場で働きましたので分かりますが、その職場を変えるなんて事はほぼ無理です。
変えようと働きかけると、賛成派もいますが、多くの場合、それまで権力を誇っていた人達から目を付けられます。
それが正しいとか、正しくないとか、そういう事は関係ありません。
そういう摩擦を作る事は、後々働きにくさとして自分へ返ってきます。
人間関係がこじれた場合は、もう致命的です。
そして、本当に残念だと思うのは、看護師という職種は以前からの習わしに従え的考えや女性社会の陰湿さが顕著に表れています。
私は簿記や情報処理も多少学んでいたので、一般の企業で働いた事もありますが、はっきり言って、看護師は異常です。
狭い世界で生きているので、視野が狭く、世間一般的な感覚からずれているのに、その世界で極めているからか、絶対的自信を持っていて、異常にプライドだけが高いです。
最も悲しい事は、それに気付いている人が少ない事です。
些細な事で改善が見込めるなら、乗り越える方が良い人間関係を築ける場合もありますが、こじれてしまった、苦しい環境で耐え続けるなんて事は、あまりお勧めしません。
看護師はチームナーシングですから、仕事にも影響が出ます。
それで、自分自身が壊れてしまう位なら、職場を変えるという勇気ある決断をした方がいい場合もあるのです。
<看護師として幸せに働くには>
どういう志を持って看護師になったか分かりませんが、看護師は簡単になれる職業ではありません。
長い時間と大変な努力が必要だったはずです。
それを諦めてしまうのは本当にもったいないと思います。
石の上にも三年と言いますが、耐える事が美徳とされた時代は終わりました。
本来は、入職後に「続けられないと思わせる環境」が間違っていますが、これはすぐに改善できるものではありませんから、自分で自分を守るしかありません。
職場を変えると分かる事ですが、どこも同じではありません。
看護師として幸せに働くという事は、自分に合った働き方を見つけるという事、これにつきます。
<看護師は働き方に選択肢を持つべき>
最先端技術を学んで第一線で活躍したい人は、どんどんキャリアを積めばいいし、専門分野を追求したい人は専門看護師、認定看護師を目指せばいいと思います。
しかし、そんな人ばかりではありませんよね。
みんな同じ道を目指す事が幸せな道ではありません。
そこから離脱した人は負け組ですか?
気付きましょう。
私達は、看護師をする為に生きているのではなく、幸せに生きる為に看護師をしているのです。
これを間違ってはいけません。
自分が幸せに生きる為に、看護師としてどういう働き方をするのか?
選ぶ主導権は自分にあります。
私は新卒後1年半で退職しました。
確かに、多少、看護師としての生きづらさはありました。
最初の3年間が大事とか言ってる時代でしたからね。
それでも、色々な事を体験しながら看護師やって来れました。
何より、看護師として「大切にしたい心」を失うことなく来れたし、自分の生き方を結構幸せだと思っています。
<転職を考えている人へ>
今、転職がチラついている人も沢山いると思いますが、自分が幸せに生きる為に、自分に合った働き方を見つけましょう。
自分に合った働き方が分からないという人の為に、私の様々な転職先での体験談もご紹介したいと思いますので、参考にしてみて下さいね。
病院以外で働くという選択~看護師の資格を活かす32の働き方~
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