自分らしく、自由に生きようとする考え方は若者を中心に広がりつつあります。
そして、看護師の働き方も多様化してきています。
今回は、病院以外の働き方として人気のある「イベントナース」「ツアーナース」について注目してみたいと思います。
病院以外で働くイベントナースとは
マラソン大会などスポーツイベントや、大規模なコンサート、展示会など、イベント時に救護室で待機する看護師の事です。
何もなければ待機するだけですが、けが人や体調不良者が複数名出た時には看護師が医療判断、対応をしなければいけないので、責任は重いです。(臨床経験があった方が望ましい)
イベントナースのメリット
・待機時間は自由に過ごせる
・非日常の刺激に触れられる
・自分のスケジュールに合わせて単発で働ける
私もプールの救護室で働いた事がありますが、冷房の効いた部屋で、有線をかけながら過ごしていました。(一日誰も来ない日もあります)
空いている時間は自由なので、こんなんでお金もらっていいの???と何回も思いました。
(プールの救護室は約2ヶ月ありますので、私は資格取得の為の試験勉強をしていました)
本当に感謝しかありません。
イベントナースのデメリット
・医療判断をしなければいけないので責任が重い
・救護室に配置されている物品で対処しなければならない
大規模なスポーツ大会などは複数名の看護師が配置される事が多いので、相談しながら対応できますが、一人勤務の場合は全て自分で判断、対応しなければならないので、責任は重いです。
と言っても、救護室で出来る事は限られるので、骨折が疑わしい時や、緊急時は受診を促すか、救急搬送しますが・・・
また、限られた物品で処置するので、ある物で代用するなど応用力が必要になります。
とは言っても、それも理解してくれるし、基本的に感謝されます。
病院以外で働くツアーナースとは
修学旅行や慰安旅行などに同行して、体調不良者の健康管理を行う仕事です。
旅行期間同行するので宿泊する事が多いです。
体調不良者が出なければ、旅行に同行するだけでいいのですが、ツアーナースは職員との打ち合わせもあり、意外に時間拘束されます。
持病のある人の健康管理、アトラクションへの参加判断なども委ねられるので、責任は重いです。(臨床経験があった方が望ましい)
ツアーナースのメリット
・ただで旅行できる
・普段できない体験ができる
・自分のスケジュールに合わせて単発で働ける
自分のスケジュールに合わせて、日時、行きたい場所を選ぶ事が出来ます。
体調不良者がでれば、その人に付き添いますが、そうでない場合は生徒さん達と行動を共にしますから、かなりアクティブに行動する事になります。
自分でプライベート旅行に行ったとしても、きっとしないであろう様な体験が半ば強制的にできます。
学生時代の思い出がよみがえって来たり、感動する事も多く、忘れていた何かを取り戻せるかも知れませんよ。
ツアーナースのデメリット
・24時間拘束される
・給料が安い
・医療判断をしなければならないので責任が重い
日中は行動を共にし、宿泊施設では空き時間を利用して職員との打ち合わせがあります。宿泊施設ですから、保健室というものはないので、体調不良者が出た時は休憩できる部屋作りをしなければなりません。
ツアー内容にもよりますが、親元を離れて眠れないお子さんもいるし、知恵熱を出す場合もあり、夜間も落ち着いて寝れないなんて普通です。
また、心臓病や糖尿病、喘息など持病を持っている人もいるので、環境の変化で悪化したり、内服管理が必要だったりと色々な事が起こります。
24時間拘束されている様な感じなので、時給換算すると500円~1000円あるかな?位で報酬は低いです。(企業や学校により差があります)
イベントナース・ツアーナース求人の探し方
責任は重く、しんどい事もありますが、それを超えるワクワク感や楽しさ、感動を味わえるので、イベントナース、ツアーナースは、やはり人気があります。
そもそも求人数が少ないので見つけるのは至難の業ですが、看護師転職サイトを利用すれば、求人情報を得る事が出来ます。
イベントナース、ツアーナースの求人が多いのはMC─ナースネット
※MC─ナースネット
イベント、ツアーナースと項目が別れているので検索しやすいですね。
クリックすると・・・現在のイベント求人は3件でした。
ツアーナースは14件ヒットしました。(※MC─ナースネット
※MC─ナースネット
時期によって求人が多く出る場合もあるので、3~4ヶ月前から探し始めると、お目当ての求人をゲットできるかも知れませんよ。
※看護師が病院以外で働ける場所は、他にも沢山ありますので、こちらもどうぞ。
病院以外で働くという選択~看護師の資格を活かす32の働き方~
コメント